免疫力を高めて花粉の季節を乗り切ろう！

免疫機能の約7割を担う腸内フローラ。アレルギーに打ち勝つために、菌を味方にしよう

免疫の暴走を防ぐ酪酸菌

免疫力を高めることが、私たちの身体を守るためには大切だと言われていますが、この免疫力が強くなりすぎると、免疫が暴走しアレルギーを発症します。

免疫も強ければよいのではなく、バランスが大切なのです。私たちの身体には免疫を強める白血球と抑える白血球があり、免疫を抑える白血球が少ないとアレルギーへとつながります。アレルギー症状のある人は、この「免疫を抑える」白血球を増やす必要があるのです。

この、免疫を抑える白血球を増やすために欠かせないのが、腸内に居る酪酸菌です。酪酸菌が作り出す「酪酸」は免疫を抑える「制御性T細胞」を生み出すために欠かせない物質なのです。

酪酸菌を増やすぬか漬けと水溶性食物繊維

酪酸菌を含む食品は少なく、代表的なものが「ぬか漬け」です。他には「臭豆腐」もありますが、日常的に食べるほど日本では普及していません。その代わり、「水溶性食物繊維」が強い味方になってくれます。わかめ、めかぶ等の海藻類をはじめ、そば、パン等の穀類、ゴボウ、ニンジン等の野菜にも水溶性食物繊維が豊富に含まれます。乳酸菌も酪酸菌を増やす手助けをしてくれるので、乳酸菌飲料の継続摂取もおススメです。腸内の酪酸菌を増やす意識を持つことで、免疫のバランスを取りアレルギーに負けない身体づくりを目指しましょう。

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