お茶と美肌のおはなし
若葉芽吹く春。「夏も近づく八十八夜~」と歌でもおなじみの、立春の日から八十八日目はお茶摘みが行われる時期です。
この時期生産される緑茶、そのほかにお茶と言えばウーロン茶、紅茶、などがありますが、実はすべて同じ種の茶の樹から生まれ、生産工程での発酵度合いによって、緑茶、ウーロン茶、紅茶などさまざまな種類のお茶になります。
奈良・平安時代、中国から日本にお茶が伝わったころは、薬として使われていたお茶。
今回はお茶の、カラダやお肌に嬉しいお話です。
緑茶カテキン
カテキンはポリフェノールのひとつで、ビタミンEやビタミンCの2倍とも3倍とも言われる強い抗酸化力(体内のサビ、とも言われる、細胞を傷つける活性酸素を消したり、発生を防いだりする働き)を持っています。老化の原因につながる活性酸素による肌のシミやシワ、たるみ対策にオススメです。また、腸内環境も整えてくれることにより、お肌も健やかに。
緑茶ビタミンC
レモンの3~5倍も含まれるといわれる緑茶ビタミンCはカテキンの強い抗酸化力によって熱によって壊れにくいのが特徴です。ビタミンは体内のコラーゲン合成力が強め、肌を健康に保つことが可能になります。くすみ対策、肌荒れ対策に効果的です。
ウーロン茶ポリフェノール
ウーロン茶には特有の成分である、ウーロン茶ポリフェノールが含まれており、抗酸化作用により、体の内側から美肌に整える効果があります。また、アレルギーを抑えたり、肌のくすみケア効果も。脂肪分解を促進する効能もあり、食事の時に体に入ってきた脂肪が、身体に吸収されるのを妨ぎます。分解されなかった脂肪はそのまま腸に運ばれ、体外に排出されます。
ウーロン茶カフェイン
ウーロン茶にはカフェインが含まれており、飲み終わった後も体内で脂肪を燃焼するのに必要となる、「リパーゼ」という酵素を活性化してくれます。脂肪代謝を促進してくれるダイエットの強い味方です。
紅茶テアフラビン
紅茶はお茶の種類の中で、最も発酵が進んだお茶で、体を温める作用があります。茶葉が酸化発酵することによってできるテアフラビンというポリフェノールが含まれおり、これは血管のしなやかさを保持する作用があり、血流がよくなることで基礎代謝をアップさせる効果も期待できます。ほかにも、糖質や脂質の吸収を和らげたり、食後におこる血糖値の急激な上昇を抑制したり、内臓脂肪の蓄積を抑制したりといったさまざまな効果があるといわれています。また、紅茶はウイルスなどを殺菌する作用がお茶の中で最も強いと言われ、ミルクなどを入れずに、ブラックで飲むのもお勧めです。(注:感染症を完全に予防するものではありません)
お茶の飲み方、ひと工夫で美味しく美しく
[朝におすすめ!] 緑茶はプチ薬膳でカラダの目覚めをスムーズに
【材料】湯呑1杯分
・クコの実…5粒
・緑茶…150ml
【作り方】
湯呑にクコの実を入れ、お湯を注ぎ蓋をし、5分ほど蒸らします。お湯を捨て、そこに温かい緑茶を注ぎます。
ビタミンCが豊富で、血液サラサラ効果もあるクコの実はほのかな甘みが緑茶によく合います。(妊娠中、またはワルファリンを服用中の方は、クコの実の摂取についてはかかりつけ医師にご相談ください)
[昼におすすめ!] ウーロン茶は食事中に飲むのがお勧め
ウーロン茶の美容に効果的な飲み方は、食事中に飲むことです。お仕事中や家事の合間のあわただしいランチに、ウーロン茶を加えてみてください。胃腸に食べ物がある時に烏龍茶を飲むことにより、食事中の油の吸収を抑えることが可能になり、午後の活動での脂肪燃焼を促してくれます。
[ティータイムにおすすめ!] 紅茶はブラックで、ヘルシースイーツと一緒に
紅茶に含まれるテアフラビンが効果的に体内で働くよう、なるべくミルクやお砂糖を入れずに、ブラックで。また、紅茶の利尿作用で不足する栄養分は、フルーツで補うのがお勧め。手軽に食べられるドライフルーツなどが紅茶のアロマにもよく合い、お勧めです。紅茶で体を温め、フルーツにより、ビタミンやカリウムなどを摂ることにより、体の調子を整えてくれます。
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