私たちに身近な菌のおはなし[Autumn 2024]

隔たった食事、栄養摂取に注意しよう
サプリメントや特定のものだけを多量に摂取するリスク
何事もバランスが大切
健康や美容のために健康食品やサプリメントを継続的に摂取したり、筋トレのためにタンパク質中心の食事を心がけたり、腸内環境をよくするために発酵食品をたくさん食べるなど、自分の体のためにいろいろと心がけている人は多いと思います。それぞれ効果が期待できる対策ですが、一定の成分の摂取が長期的に多量になることにはリスクも伴うことをご存じでしょうか。
健康食品もサプリメントも高タンパクの食事も、特定の栄養素を多くとる行為ですが、基本的には体に良い成分です。実際に健康被害が複数例出た事例でも、大抵は直接的な原因成分は検出されないことがほとんどです。ではなぜ健康被害につながるのかといえば、腸内細菌の活動が挙げられます。
サプリメントや食品に含まれる栄養素は体内でアミノ酸に分解されたのちに、腸内細菌の活動により様々な物質に変換されていきます。
例えば、サプリメントや高タンパクの食品に多く含まれる「トリプトファン」は、幸せホルモンであるセロトニン、睡眠の質を保つメラトニンを作ったり、体に必要不可欠なビタミン群を合成するなど、体に欠かせない必須アミノ酸です。しかし一方トリプトファンは「インドキシル硫酸」という体内毒素の元になる成分でもあります。
インドキシル硫酸は腎機能を低下させる主要物質です。ほかにも細胞老化や心血管障害、骨粗鬆症などを引き起こすことが知られています。
トリプトファンをインドキシル硫酸に変化させるのには大腸菌が関わってきます。一方乳酸菌や酪酸菌はトリプトファンをセロトニンなどの体に良い成分に変化させてくれます。
また、発酵食品は一般的には腸内環境を整えてくれますが、腸内に悪玉酵母菌(かび菌)が多い場合は、悪玉酵母菌の餌になってしまい、体調不良を引き起こすこともあります。
一般的に身体に良いとされるものでも、摂取しすぎることで腸内のバランスが崩れて、思わぬ被害をもたらすことがあります。偏った食事はリスクを伴います。様々な栄養素や食物繊維をしっかりとバランスよく食べることが健康への一番の近道となります。

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