私たちに身近な菌のおはなし[Summer 2025]

   2026/08/19

カギは食物繊維とビタミンB1

夏の強い紫外線は、肌にシミや乾燥などのダメージを与えます。そんなときは、リコピン豊富なトマトや、ビタミンCを多く含むキウイ・ブロッコリーなどの抗酸化食品を意識的に摂るのがおすすめです。朝食にトマトとアボカドのサラダを加えるなど、手軽な工夫で紫外線対策ができます。

一方、夏の暑さは腸内環境にも悪影響を及ぼします。冷たい飲食でお腹が冷えたり、食欲低下で腸の働きが鈍ると、悪玉菌が増えやすくなります。そんな時は、納豆や味噌汁などの発酵食品、オクラやモロヘイヤといったネバネバ食材を取り入れて、腸を元気に保ちましょう。

腸内環境が整うと、善玉菌によって短鎖脂肪酸が作られ、免疫力の強化や腸粘膜の修復、腸の蠕動運動の活性化など、体にうれしい効果が期待できます。ただし、最近の研究では、食物繊維を摂るだけでは短鎖脂肪酸は十分に増えないことも分かっています。鍵となるのは、それを発酵・分解できる善玉菌の存在。発酵食品やプロバイオティクスとプレバイオティクス(食物繊維・オリゴ糖等)をバランスよく摂ることが大切です。

さらに注目したいのが、食物繊維とビタミンB1の組み合わせです。ビタミンB1は糖質代謝を助けるだけでなく、短鎖脂肪酸の代謝にも関与しており、両者を一緒に摂ることで腸内環境の改善効果がより高まることが分かっています。玄米と納豆、全粒粉パンとヨーグルトなどの組み合わせが簡単でおススメです。

暑い夏こそ、冷えや栄養の偏りに気をつけて、体の内側からのケアを心がけましょう。日々の食事が、美肌と腸の健康を守る大きな力になります。

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