【ヨガ】暑さ対策Yoga[Summer 2023]
鼻には鼻腔の粘膜や鼻毛がフィルターの役割をし、適度な温度と湿度を調整したり、外からのウィルスや埃、暑い夏の時期におすすめ、インド古来より伝わる、体内の熱を下げて冷やす効果があるYogaの呼吸法。
通常Yogaでは鼻から吸って鼻から吐く呼吸が基本ですが、シータリーは口から吸い込み、鼻から吐くという特殊な呼吸法です。サンスクリット語でSitaは、冷静、落ち着かせるといった意味があります。
- 胡座で座り、目を閉じて体はリラックスさせます。手を膝の上に置きます。
- 舌先を口から突き出し、舌の側面を丸めチューブのようにします。筒状にした舌を通して、空気を胸に満ちるまでゆっくり吸い込む。風が吹いている様な音を作ります。
- 涼しい息を体に取り入れた後、口を閉じ少し息を止め、両鼻から丁寧に吐き出しましょう。冷たい呼吸の感覚に集中しながら一定のリズムで5~10回繰り返し行います。
- うまく舌が丸められない様なら、舌先をわずかに唇の外に出し、すすり込んだ空気が舌の表面を渡っていく様にします。
唾液によって気化熱で冷たくされた空気が口や喉、肺の中の血管を冷やし身体全体が冷やされていきます。水分を含む舌を使って息を取り入れることで空気が冷やされるエアコンと同じメカニズム。血液の浄化、消化力を改良し、空腹や喉の渇きを潤します。体の熱を下げてくれるだけでなく、神経を落ち着かせ心にも落ち着きを与えてくれます。体と心が清涼感で満たされるのを是非感じてみてくださいね!
注意とポイント
低血圧、便秘の方は避けて。妊娠中の方は息を止めずに行いましょう。唾液が喉を通るときの感覚、音、冷たさに意識を向けましょう。
教えてくれた方
インド政府公認ヨガ講師Yoga Bindu Kaoriさん
心身の健康を最前に保つYogaを追求・実践し続け、22年(指導歴10年)プライベートレッスンを中心にオンラインでヨガクラスを開催。自 分らしくWell-beingを高めるYogaを提供している。